「戦後の平和 覆さないで」 国会前、改憲反対集会 - 東京新聞(2018年11月4日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201811/CK2018110402000155.html
https://megalodon.jp/2018-1104-1005-21/www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201811/CK2018110402000155.html

自民党改憲案の国会提出や国会の改憲発議の阻止を訴える集会が三日、国会前で開かれた。護憲団体などでつくる「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の主催。約一万八千人(主催者発表)が「改憲発議絶対止めよう」「九条変えるな。憲法生かせ」と気勢を上げた。
安倍晋三首相は十月二十四日の所信表明演説で「政党が具体的な改憲案を示すことで、国民の理解を深める努力を重ねる」などと述べ、今国会中に衆参憲法審査会へ自民党改憲条文案を提示する意欲を示した。改憲の是非を問う国民投票に向け、国会の改憲発議も呼び掛けた。
東京都武蔵野市の主婦岡田友紀さん(42)は「改憲は絶対反対。戦後の平和を覆してはならない」、北区の片柳静子さん(75)は「憲法を変えようとする動きに怒りを感じる。海外で日本人が活躍できるのも今の憲法があってこそ」と語気を強めた。横浜市の村田広さん(68)は「多くの人が疑問を持っていることを伝えたくて、その一人として駆け付けた」と話した。 (服部展和)

改憲支持団体は街宣活動
新宿駅東口前の広場では、十〜四十代の若手世代でつくる改憲支持の団体「憲法BlueWave」が街宣活動を行った。憲法自衛隊を明記するべきだと主張するチラシを配布。改憲議論を進めるべきかについて通行人らにアンケートを取るなどした。