(学会のいない選挙)豊見城市長選〜自民系現職、公明の自主投票と分裂選挙で惨敗 オール沖縄が辛勝 - 田中龍作ジャーナル(2018年10月15日)

http://tanakaryusaku.jp/2018/10/00018963

玉城デニー知事就任後初となる選挙は、オール沖縄の辛勝となった。任期満了に伴う豊見城市市長選挙は14日、投開票が行われ、オール沖縄勢力が推す山川仁候補(44歳)が、自民党系の現職と新人を破り、初当選した。
現職の宜保晴毅候補(50歳)は、前回(2014年)の市長選挙では自公推薦で戦い、約2,000票の差で、革新系のライバル候補を辛くも破った。豊見城市には公明党の市議会議員が2人。2人の獲得票を合わせると、約2,000票。明らかに学会が当落のカギを握っていた。
今回は公明党が自主投票で学会も動かず、自民が分裂選挙となったため、現職の宜保氏は惨敗した。
自民党系が敗れたことは本土野党にとって参考になるはずだ。分裂すれば負けるのである。

山川仁:1万1,274票(社民、共産、社大、自由、国民民主、立民=推薦)
宜保安孝:7,645票(自民、維新、希望=推薦)
宜保晴毅:6,459票(現職)

山川氏は先月の県知事選挙期間中も、玉城デニー候補とセットで活動を繰り広げてきた。豊見城市長選挙の告示後も玉城知事が応援に入った。山川氏は知名度で劣っていたが、自民系の分裂もあり、初当選となった。