(政界地獄耳)石破推薦人で「影の内閣」国民に示せ - 日刊スポーツ(2018年9月6日)

https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201809060000211.html
http://archive.today/2018.09.06-004714/https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201809060000211.html

自民党総裁選(7日告示、20日投開票)で首相・安倍晋三の3選を支持する5派閥などは、勝ち馬に乗ろうとする“順番待ち”議員が合同の選挙対策本部でひしめき合っている。党所属国会議員の8割が論功行賞を狙うが、自民党議員も学習しないものだ。次の内閣改造が誰もの視野にあるのだろうが思い出していただきたい。首相が人事でお友達以外を優遇したことがあっただろうか。

★側近からの強い推薦か、派閥の強い押しで入閣はかなうかもしれないが、官房、外務、財務はそう簡単に手放さず、国交は公明党枠。党3役も現職幹事長・二階俊博とのバランスだろう。この数少ない枠をめぐり主導権争いしたところで「あなたのポストは用意されていない」と知るべきだ。その点、石破茂陣営は肩身の狭い思いかもしれないが、推薦人に勇気をもって名前を連ねた面々には元々お友達ではないという覚悟がある。

★石破を支持する議員の顔ぶれを見ても、石破派議員を中心に鴨下一郎後藤田正純斎藤健田村憲久平将明橘慶一郎中谷元らが並ぶが、彼らが「干してやるとか冷や飯を食わしてやる」と党同僚議員からひどいことを言われている面々だ。だが顔ぶれを見ると政策通、選挙に強い足腰のしっかりした議員も多く、「干せるもんなら干してみろ。こっちは『影の内閣』を作れる人材の宝庫だ」ぐらい言えばいい。これは自民党総裁選挙だ。石破は政策が売り物というのなら石破内閣組閣名簿ぐらい作って国民に示せばいい。それを批判する議員は相当小さい了見だと思えばいい。そして各部会にどっかり座って堂々と意見を言えばいい。それこそ自由民主党らしさだ。それくらいのものを見せてほしい。(K)※敬称略