自然災害大国の避難が「体育館生活」であることへの大きな違和感(避難者支援の貧困を考える 大前治弁護士) - 現代ビジネス(2018年7月10日)

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56477

7月5日から8日にかけて西日本各地が豪雨に襲われた。被害は甚大であり、避難指示と避難勧告は全国で約360万世帯・863万人に発令され、3,779ヵ所の避難所に約28,000人が避難をした(最大時の7月7日時点)。
救助や避難対応にあたった方々の懸命の努力には頭が下がる。その一方で、体育館などへの避難を余儀なくされた人々の生活環境は劣悪であり、個人の努力では解決が困難である。
そこには、海外の避難所の実態とは大きなギャップがあることをご存知だろうか。
災害多発列島・日本において、何が求められているのか再考が必要である。

2016年にイタリアで起きた地震で設置された避難所の様子は、NHKニュースのサイトに掲載されている。避難所に運び込まれた清潔なトイレ施設などが印象的である。
避難所の女性トイレは男性の3倍必要〜命を守る「スフィア基準」 - NHK NEWS WEB(2018年5月1日)
https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2018_0501.html