(本音のコラム) 佐藤優さん 外務省ロシア課長の更迭 - 東京新聞(2018年6月8日)

現在の外務省で、北方領土問題に関する企画立案能力、交渉力で、毛利氏より優れた人物はいないと思う。毛利氏の更迭が安倍政権が進めようとしている北方領土交渉に打撃を与えることに間違いがない。
霞ヶ関(官界)の相場観で、停職九カ月とは「懲戒免職にはしないから、辞表出せ」という意味だ。いずれにせよ、外務省が毛利氏を切り捨てる方向で報道を誘導している現状が尋常でないことだけは確かだ。