幣原元首相の直筆原稿か、宮城 9条強調、軍備に警鐘 - 東京新聞(2018年5月4日)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018050401001524.html
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戦後2番目の首相として現憲法の制定に関わった幣原喜重郎(1872〜1951年)の直筆とされる原稿が、宮城県加美町の住宅に保管されていたことが4日、分かった。憲法9条の意義を強調し「他国の侵略より救う最も効果的なる城壁は正義の力である」と、軍備の拡充に反対し、警鐘を鳴らしている。
所蔵していたのは元宮城県知事の本間俊太郎さん(78)。「年頭雑感」の題で原稿用紙9枚に万年筆で書かれ、ラジオ放送用と伝わるという。
作成時期は不明だが、文中に「講和会議を目前に控え」との記述があり、51年9月のサンフランシスコ講和会議を前にした同年1月ごろ書かれたと推察される。
(共同)