憲法どうするか考えて 県内各地でイベント:千葉 - 東京新聞(2018年5月2日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201805/CK2018050202000134.html
https://megalodon.jp/2018-0502-2220-55/www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201805/CK2018050202000134.html

三日は憲法記念日。現政権による改憲論議が加速する中、私たちは国民投票改憲案に賛成か反対かの意思表示を求められる可能性がある。憲法を考えるきっかけにしてほしいと、各地でイベントが開かれる。

 【3日】
「守り抜こう!憲法九条 不戦の誓い」をスローガンに「松戸憲法記念日の集い」(主催・同実行委員会)が午後一時から松戸市民会館で開かれる。ルポライター鎌田慧(さとし)さんが講演。会場を交え戦争と平和、人権などについて意見を交わし、憲法を守り、生かすにはどうすべきか考える。
鎌田さんは業界紙記者を経て、フリーライターに。「反骨 鈴木東民の生涯」「六ケ所村の記録」「原発列島を行く」など百三十を超す著書がある。
参加費五百円(資料代含む)、十八歳以下無料。問い合わせは今井さん=電047(344)9454=へ。

 【4日】

野田市中央公民館で午後一時半から講演会が開かれ、同三時半からピースパレードがスタートする。
主催は「平和のための戦争展・のだ二〇一八実行委員会」。市民や非政府組織(NGO)、学者、アーティストらでつくる「武器輸出反対ネットワーク(NAJAT)」代表の杉原浩司さんが「『先取り壊憲(かいけん)』の武器輸出入を止めるために」と題して講演する。パレードは午後四時半まで。「戦争反対」「九条を守ろう」などと訴えながら、中央商店街を通り欅(けやき)のホールまで行進する。
資料代三百円。十八歳以下は無料。問い合わせは実行委の田口さん=電04(7129)4297=へ。

【5日】

柏市の市民文化会館大ホールで午後一時から「第九回かしわ市民憲法集会」が開かれる。憲法問題に詳しい伊藤塾塾長の伊藤真弁護士が「憲法が危ない!〜安倍改憲の核心を突く〜」と題して講演する。
主催の実行委員会は「自民党などの改憲草案を点検し、あらためて『憲法とは何か』を考えてみたい」と集会参加を呼びかける。
参加券は一般四百九十九円、中高生二百円。ハックルベリーブックス(柏郵便局向かい)などで扱っている。問い合わせは実行委の小菅さん=電04(7105)1817=へ。

 ◇ 

千葉市文化センター大ホールで午後二時から、東京慈恵会医科大教授で憲法学者小沢隆一さんが「安倍9条改憲はこの国をどこへ導くのか」と題して講演する。資料代五百円。千葉県憲法会議主催。千葉中央法律事務所=電043(225)4567=へ。

 【12日】

午後一時半から、市川市文化会館・第五会議室で、富山大名誉教授で評論家小倉利丸さんの「『安倍改憲』と『祝・明治百五十年問題』」と題した講演がある。戦争はいやだ!市川市民の会の主催。資料代五百円。菊池さん=電090(6948)8998=へ。

 【19日】

二〇一八年市川憲法集会「安倍9条改憲NO! 講演&トークライブ」が午後二時から、市川市生涯学習センター・グリーンスタジオで開かれる。
元「ザ・ニュースペーパー」の戯作者松崎菊也さんが「安倍改憲を笑いで斬る」と題したトークライブを披露。伊藤塾塾長の伊藤真弁護士が「あらためて憲法を考える−『国民投票』を視野に入れて」と題して講演する。資料代七百円、学生は無料。保育サービスがある(要事前予約)。市川憲法集会実行委員会主催。村上さん=電047(357)9420

【20日】

酒々井町酒々井町中央公民館・視聴覚室で午後二時半から、英エセックス大学人権センターフェロー藤田早苗さんの「だいじょうぶ?メディアの独立と私たちの表現の自由」と題した講演がある。
国際人権法の研究者の藤田さんは、特定秘密保護法の危険性を国連に伝え、国連特別報告者が調査するきっかけをつくった。酒々井憲法を学ぶ会と酒々井九条の会の主催。参加費五百円。大塚さん=電043(496)5971=へ。

 【26日】

午後四時から、酒々井中央公民館・研修室で、伊藤塾塾長の伊藤真弁護士が「憲法をかえるってどういうこと?」をテーマに話す。参加費五百円。酒々井憲法を学ぶ会と酒々井九条の会の主催。大塚さん=電043(496)5971=へ。