朝鮮戦争 南北で休戦状態から終結宣言へ 韓国高官 - 毎日新聞(2018年4月18日)


https://mainichi.jp/articles/20180419/k00/00m/030/064000c
http://archive.today/2018.04.19-003202/https://mainichi.jp/articles/20180419/k00/00m/030/064000c

【ソウル堀山明子】韓国の青瓦台(大統領府)高官は18日、記者団に対し、休戦状態の朝鮮戦争(1950〜53年)を終結させて平和体制に転換するため、当事者間で終戦宣言をする方向で検討していることを明らかにした。27日の南北首脳会談で戦争終結に合意した後、米国を加えた3者首脳による終戦宣言や、中国を加えた4者による平和協定締結を模索している模様だ。
トランプ氏が17日の日米首脳会談で朝鮮戦争に言及したことを受け、背景を説明した。戦争終結北朝鮮に提起したか言及を避けながらも米国とは緊密に協議していることを認め、「(南北首脳会談で)『終戦』という表現が入るかは分からないが、南北間の敵対行為禁止に関する合意が含まれるよう期待している」と述べた。
これに関連し、鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台国家安保室長は18日、訪米時の12日にボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と会談した際に「平和体制構築や北朝鮮の憂慮を解消する方法、米朝首脳会談米朝韓3カ国首脳会談の可能性についても意見を交換した」と述べ、戦争終結に向けた具体的なプロセスを協議していることを示唆した。