豊洲市場 ベンゼン基準の130倍 地下水、続く「100倍超」 / 東京 - 毎日新聞(2018年4月5日)

https://mainichi.jp/articles/20180405/ddl/k13/010/010000c
http://archive.today/2018.04.04-235351/https://mainichi.jp/articles/20180405/ddl/k13/010/010000c

都は4日、豊洲市場で継続している地下水調査で、環境基準値の最大130倍にあたるベンゼンなどの有害物質が検出されたと発表した。昨年4月以降、ベンゼン濃度は基準の100倍超の状態が続いているが、都は「中長期的には改善する」と説明した。
都によると、今回は昨年12月から今年2月の調査結果を公表。ベンゼンは33カ所中24カ所で基準を超えた。最大130倍が検出された場所では、昨年9月に過去最大の160倍を検出している。基準を超えるヒ素やシアンも一部で検出した。
ただ、地上で空気中の有害物質は基準値未満だったため、都の専門家会議は「科学的な安全は確保された状態にある」と、昨年12月の前回発表と同じ見解を示した。【森健太郎