米軍機 エンジンから出火、小川原湖にタンク投棄 青森 - 毎日新聞(2018年2月20日)

https://mainichi.jp/articles/20180220/k00/00e/040/279000c
http://archive.today/2018.02.20-044813/https://mainichi.jp/articles/20180220/k00/00e/040/279000c


20日午前8時40分ごろ、米軍三沢基地青森県三沢市)を離陸した同基地所属のF16戦闘機のエンジンから出火するトラブルがあった。米軍から防衛省に入った連絡によると、同機は外付け式の補助燃料タンク2個を基地の北側にある小川原湖に投棄し、約3分後に基地に引き返して着陸した。けが人や被害が出たとの情報は入っておらず、同省が詳しい状況を調べている。
小野寺五典防衛相は同日の記者会見で「飛行は十分に安全確保した上で行うのが基本。米軍に原因の説明を受けると共に再発防止を伝えたい」と話した。
防衛省によると、補助燃料タンクは通常、主翼の下に取り付けられており、着陸時の安全確保のために投棄したとみられる。三沢基地所属の米軍機を巡っては2015年4月や昨年10月にも飛行中に不具合が発生し、洋上にタンクを投棄するトラブルがあった。
小川原湖漁業協同組合によると、落下地点は小川原湖の南側。20日午前9時過ぎ、シジミ漁をしていた漁師から「約300メートル離れたところに落下物があり、水しぶきが上がった」との連絡が入った。湖では午前7時半ごろから約100人がシジミ漁をしていたが、けが人の情報はないという。【前谷宏、隅俊之】

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