執行の関死刑囚「おまえを許せないと言っているようで苦しい」面会で弁護士に心境 - SANSPO.COM(2017年12月19日)

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19歳だった1992年に千葉県市川市で一家4人を殺害し、19日に死刑が執行された関光彦死刑囚(44)は、面会した弁護士に「4人が、おまえを許せないと言っているようで苦しい」と話していた。
弁護人を務めていた一場順子弁護士によると、最近は2カ月に1回ほど面会し、最後に会ったのは10月末。新聞をよく読んでいたといい、小説の「ハリー・ポッター」や雑誌を差し入れていた。
面会時には気候や体調など、たわいもない話が多く、本人も落ち着いていた様子だったが、かつては「4人がいつも自分にくっついていて、おまえのことを許せないと言っているようで苦しい」と打ち明けたこともあった。
関死刑囚は再審請求中だったが、刑が執行された。一場弁護士は「再審の判断を待ってほしかった。寝耳に水で残念だ」と話した。