防火措置されず、新たに60カ所 東電柏崎刈羽原発:日本経済新聞(2017年11月22日)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23812170S7A121C1L21000/
http://archive.is/2017.11.23-221945/https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23812170S7A121C1L21000/


写真:配管部分の穴が開いたままで防火措置が取られていなかった(東電柏崎刈羽原発の1、2号機の共有部分)

東京電力柏崎刈羽原子力発電所は22日、原子炉建屋などで新たに60カ所、防火措置が取られていなかったことが判明したと発表した。空調ダクトや配管部分に穴が開いたままになっていた。建築基準法違反の可能性があり、速やかに防火措置を取るという。


7月に2号機の原子炉建屋内の配管部分2カ所に穴が開いているのが見つかったのを受け、全号機の原子炉建屋やタービン建屋などを点検した。不具合が見つかった場所は、延焼防止措置が必要な防火区画と定められており、モルタルなど不燃性の建材などで穴を埋める。
東電の柏崎刈羽原子力発電所の広報担当者は「建屋の壁などに穴を開けた時の防火装置について、事前に専門知識を持つ部署に確認するルールがなかった」と説明している。