鶴保議員後援会長に多額資金か=業者が証言、選挙応援も―刑事告発を検討 - 時事通信(2017年11月20日)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171120-00000129-jij-soci
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沖縄県の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設工事をめぐり、前沖縄北方担当相で自民党鶴保庸介参院議員(和歌山県選挙区)に陳情を行った鹿児島県の採石業者が「面会料として議員の後援会長に計850万円を渡した」と周囲に証言していることが20日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、業者は鶴保議員が当選した昨年7月の参院選では、動員した同社社員の給与や有権者らとの飲食費など計数百万円を負担したという。
業者は、こうした選挙費用の負担は公選法違反(買収)の疑いがあり、面会料についても政治資金として適切に処理されていない可能性があるとして、刑事告発することを検討している。
関係者によると、業者は鶴保議員が沖縄北方担当相に就任する前の昨年5月から同相就任後の今年1月にかけて計7回面会し、辺野古の埋め立て工事に参入できるよう陳情を繰り返した。その際、後援会長から要求を受けて10万〜300万円を面会料として渡したという。
業者は周囲に対し「面会料の入った封筒を受け取った後援会長は、1人で大臣室に入ることがあった」と話している。