サンダース氏、富裕層の租税回避を批判 パラダイス文書 - 朝日新聞(2017年11月9日)

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昨年の米大統領選の予備選で既得権層を批判して支持を集めたバーニー・サンダース上院議員は7日、「パラダイス文書」を受けて、米議会による調査と、租税回避に対抗する新法の制定を求める書面を上院予算委員長に提出した。「上位1%の富裕層が自らの利益のため、他の人の犠牲のもとに課税システムを都合よく変えている」と主張した。
また同氏は国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)と提携する英ガーディアン紙に声明を寄せ、「トランプ政権の富裕層たちが数十億ドルの税を逃れ、利益をタックスヘイブンに移している。抜け穴をふさぎ、公平な税制を求めなければならない」と訴えた。「世界経済がごく少数の億万長者に支配されつつあることは、現代の大きな問題だ。パラダイス文書は彼らがどう税を逃れ、富をため込んでいるのかを見せてくれた」とも指摘した。