「拙速な議論 回避を」 首相改憲発言で自民・船田氏 - 東京新聞(2017年6月26日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201706/CK2017062602000248.html
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自民党の船田元・憲法改正推進本部長代行は二十六日、臨時国会で党改憲案を提出したいとした安倍晋三首相の発言を踏まえ、自身のホームページで、拙速に議論を進めるべきではないとの考えを示した。
船田氏は改憲発議に関して「とにかく国会の三分の二以上の獲得が最大の主眼で、国民投票は後からついてくるといった考えが蔓延(まんえん)している」と指摘した。
その上で「九条の改正であれ、教育の無償化であれ、とにかく改憲勢力が国会の三分の二を占めている時に、早く発議してしまおうという考えは、国民投票でしっぺ返しを食らうかもしれない。むしろその可能性が大きい」と主張した。
現在は、自民、公明、日本維新の会で衆参両院ともに三分の二を占めるが、船田氏は、野党第一党民進党について「最低限反対しない、反対しても了解の上で採決するところまで持ってこないと、安心はできない」と記した。