加計問題での政府説明「納得できない」72%、JNN調査 - TBSNEWS(2017年6月5日)

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安倍総理の友人が理事長を務める加計学園獣医学部新設を巡る問題で、政府側の説明に納得していない人が7割に上ることがJNNの世論調査でわかりました。
調査は6月3日と4日に行いました。
安倍内閣の支持率は、前の月より8.9ポイント下がって54.4%でした。支持率が55%を下回ったのは、去年の5月以来、1年1か月ぶりです。一方、不支持率は9.3ポイント増えて44.1%でした。
安倍総理の友人が理事長を務める加計学園獣医学部の新設を巡る問題では、野党は政府の「圧力」や「忖度(そんたく)」があったのではないかと指摘しています。政府は、「適切に手続きを進めている」などと説明していますが、こうした政府側の説明に「納得できる」と答えた人は、16%にとどまり、「納得できない」と答えた人が72%に上りました。
この問題を巡っては、「総理のご意向」などと書かれた文書について、政府側は「調査したが確認できなかった」としているのに対し、文部科学省の前川前事務次官が「本物だ」と証言し、説明が食い違っています。政府と前川氏のどちらの説明を信じるか尋ねたところ、「前川氏の説明」と答えた人が58%で、「政府の説明」と答えた人は19%でした。
共謀罪”の構成要件を厳しくした「テロ等準備罪」を新設する法案の賛否について、「賛成」が40%、「反対」が39%で、拮抗した結果となりました。
一方で、この法案を政府与党は今の国会で成立させる方針ですが、「この国会で成立させた方がよい」と答えた人は22%にとどまり、「この国会での成立にこだわる必要はない」と答えた人が73%に上りました。
女性皇族が結婚後も皇族にとどまる「女性宮家」について、認めるべきかどうか尋ねたところ、「認めるべき」と答えた人は70%、「認めるべきではない」は15%でした。