民進 首相の憲法改正発言 国会説明なければ審査会議論に応じず - NHK(2017年5月10日)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170510/k10010976601000.html
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民進党の安住代表代行は、記者会見で、安倍総理大臣が、憲法を改正して、2020年の施行を目指す意向を明らかにしたことについて、発言の真意などを国会で説明しないかぎり、憲法審査会での議論には応じられないという考えを示しました。
安倍総理大臣は、憲法を改正して、2020年の施行を目指す意向を明らかにし、具体的な改正項目として、憲法9条自衛隊に関する条文を追加することや、高等教育の無償化などを例示しています。
これについて、民進党の安住代表代行は、記者会見で、「思いつきで言ったのか、何か戦略的な意味があって言ったのかわからないが、唐突感はかなりある。どういう背景でそういう話をしたのか、国会で話すべきだ。国会で話をしない以上は、憲法審査会は開けない」と述べました。
また、安住氏は、「国際情勢の大きな変化に対応して、自衛力を強化していくことは必要だが、戦後積み重ねてきた自衛隊への信頼は、憲法9条に基づいた抑制的な存在だからではないか。憲法自衛隊という言葉はないが、国民には、かなり定着しており、今、無理に書き込む必要はない」と述べ、9条に自衛隊に関する条文を追加する必要はないという認識を示しました。