憲法施行70年 大集会で九条知ろう 多摩区で26日:神奈川 - 東京新聞(2017年4月20日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201704/CK2017042002000163.html
http://megalodon.jp/2017-0420-0942-14/www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201704/CK2017042002000163.html

憲法記念日(五月三日)を前に、憲法九条の理念を知り、広めようと呼び掛ける集会が二十六日、川崎市多摩区の多摩市民館で開かれる。今年が憲法施行七十年のため、多くの人に来てもらおうと、いつもの年より大きな会場にしたという。 (山本哲正)
主催は、同区の生田九条の会や、たま九条の会、すげ九条の会などでつくる「たま憲法連絡会」(川口洋一委員長)。
専修大学の晴山一穂(はれやまかずほ)教授(行政法)が十五分程度のスピーチをし、憲法や、「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案などについて解説する。
また、作曲家の池辺晋一郎さんと、戦没画学生の作品を集めた長野県上田市の美術館「無言館」館主の窪島誠一郎さんが対談。窪島さんが作詞、池辺さん作曲の混声合唱組曲の合唱が披露される。劇団「青年座」(東京都渋谷区)の有志による朗読なども予定されている。連絡会の桜田信人さんは「池辺さんと窪島さんの対談も、戦争の愚かさや平和憲法の大切さに触れる内容になると思う」と話している。
昨年は多摩市民館の大会議室(定員約二百人)を使ったが、今回は節目に際し、その四倍以上の人を集めることができる大ホールにした。
区内の各九条の会は例年、市民有志も加わり、合同で憲法記念日に合わせた集会を開いてきた。「平和や人権が大きく揺らいでいる」との危機感から、昨年の開催後、情報交換を密にしようと常設の連絡会をつくった。
「たま憲法大集会」は当日午後六時からで、開場は午後五時半。先着九百八人(大ホールの定員)まで。資料代五百円。
問い合わせは、たま憲法連絡会の桜田信人さん=電090(1844)8455=へ。