渦中の辻元清美に訊く「デマと保守」 - 文春オンライン(2017年4月1日)


http://bunshun.jp/articles/-/1908

(常井 健一さんがインタビューした記事)

先日、地元の大阪で街頭演説していたら、向こうからおばちゃんが自転車で走ってきて、『息子が自衛官なんや』と。『国会の質問で稲田さんに本当によく言ってくれた』と。自衛隊の家族はNHKの国会中継をしっかり見ているんですよ。今までなかったですよ、自衛官の家族が私に近寄ってくるとか(笑)。『もっと言え、もっと言え』という感じでしたよ。
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小池さんが都知事に出る前、会合で隣り合わせになって、私、聞いたんです。『どうよ、安倍政権。小池さんを閣僚に起用したらバンバン仕事できるのに、安倍さんの周りの親衛隊になっている女性たち、アレ、ないよ』と言ったら、小池さんが『いやあ、安倍政権から見たら、私が〈リ・ベ・ラ・ル〉なんだって。私がリベラルだったら、辻元さんはどうなっちゃうのよ(笑)』と言ったわけよ。二人でコソコソ笑っていたの。
小池さんは今、溜まっていたマグマが爆発しているよね。男たちがだらしないから」
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多数派が必ずしも正義というわけではない。少数者が正論を訴え、世論の支持があれば、マンモス与党をも凌駕できる。オープンな場の言葉だけで政党や思想の違いを飛び越え、国策が変わる瞬間は意外にあるのだ。だから、国会論戦への興味は尽きることがない。