http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201703/CK2017030702000149.html
http://megalodon.jp/2017-0307-0932-46/www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201703/CK2017030702000149.html
日本国憲法の施行から今年の五月三日で七十年を迎えるのに合わせ、写真展「憲法と生きた戦後〜施行70年」が東京国際フォーラム(千代田区丸の内三)ガラス棟ロビーギャラリーで開かれている。共同通信社が撮影・配信したニュース写真百四十二枚を通じ、平和を守ってきた日本の戦後史をたどることができる。入場無料。十二日まで。
会場では、一九四五年九月二日の太平洋戦争の降伏文書調印から、昨年十二月二十七日に安倍晋三首相が米ハワイ真珠湾で慰霊するまでを、「再起」「成長」「漂流」など六つの時期に分けて紹介している。近衛文麿元首相が学者と議論した箱根の旅館など、憲法ゆかりの場所をまとめた特集コーナーもある。
後ろを振り返る東条英機元首相らの顔を収めた「東京裁判のA級戦犯」のカットは初公開で、来場者の目を引いていた。千葉県浦安市の佐藤幸子さん(67)は「戦犯の東条元首相の家族はつらかったと思う。平和で恵まれている今こそ、歴史から学ぶことが大事だ」と話した。
公益財団法人・新聞通信調査会(千代田区)の主催。午前十時から午後七時(最終日は六時)まで。問い合わせは同会=電03(3593)1081=へ。 (増井のぞみ)