きっとやり直せる 医療少年院で成人式 - 神奈川新聞(2017年1月19日) 

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相模原市中央区小山4丁目の神奈川医療少年院で18日、収容されている院生のうち、本年度中に20歳を迎える9人の成人式が行われた。新成人の保護者のほか、院生、関係者ら約80人が出席。大人の仲間入りを果たした9人の前途を祝った。
後藤里香院長は式辞で「失敗してもそれで終わりではない。適切な対処を行い、それが積み重なれば信頼という財産が得られる」と述べ、激励した。
新成人が1人ずつ登壇して、家族への感謝や反省の言葉を述べた。「大人になることは義務と責任が伴う。自分で判断して正しい道を歩く」などの決意表明に大きな拍手が送られていた。
同院は、法務省所管の矯正施設。窃盗や傷害などで少年院送致となった知的障害や発達障害のある東日本地域の少年を収容。現在は14歳から22歳までの63人が治療や教育を受けながら集団生活を送る。在院期間は平均18カ月という。