電通の入札参加資格停止=違法残業受け1カ月−JRA - 時事ドットコム(2017年1月17日)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017011700338&g=soc
http://archive.is/2017.01.17-062829/http://www.jiji.com/jc/article?k=2017011700338&g=soc

社員に違法な長時間労働をさせたとして、大手広告代理店電通労働基準法違反容疑で書類送検されたことを受け、日本中央競馬会(JRA)は17日までに、同社の競争入札参加資格を停止した。停止期間は送検翌日の昨年12月29日から1カ月。
JRAによると、2010年に入札参加停止に関する基準を改正し、同法など労働関係法令に違反して監督官庁から処分を受けたり、書類送検や逮捕、起訴されたりした場合も処分対象に加えた。
清掃や警備など人件費が大部分を占める契約も多く、不当に安く抑えるなどした業者が落札すると質が低下する可能性があるためで、適用されたのは初めてという。JRA報道室は「基準にのっとって粛々と適用した」とコメントした。
電通は昨年1〜11月、JRAの競争入札で「テレビスポット」「日本ダービー街頭プロモーション」など32件、計約22億円の事業を受注している。