原発避難いじめ 横浜市教委謝罪 両親「徹底調査を」 - 東京新聞(2016年12月2日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201612/CK2016120202000148.html
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東京電力福島第一原発事故横浜市自主避難した中学一年の男子生徒(13)のいじめ問題で、市教育委員会は一日、両親と会い、いじめを認定した第三者委員会の報告書の内容を説明した。両親への説明は報告書作成後初めてで、市教委は「つらい思いをさせて申し訳なかった」と謝罪した。
市教委などによると、両親は「被害を訴えても、担任らがいじめを認めてこなかった根拠を示してほしい」と述べ、市教委が年内に行う内部調査の徹底を求めた。
さらに「現場の教員のいじめへの認識が不足している。SOSを繰り返したのに、どうして対応しなかったのか」と不満を示し、内部調査で当時の担任や市教委職員らへの聞き取りを行うよう要請した。
両親は弁護士を通じ、「なぜ適切な対応がされなかったのか、不明瞭な点が多すぎる。徹底的な検証を求める」とのコメントを出した。