障害のある人もない人も、私たちは一人ひとりが大切な存在です 障害者団体がメッセージ- 東京新聞(2016年7月27日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201607/CK2016072702000246.html
http://megalodon.jp/2016-0728-0954-57/www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201607/CK2016072702000246.html

知的障害のある当事者と家族らでつくる「全国手をつなぐ育成会連合会」が、相模原市の障害者施設で発生した刺殺事件を受けて、会のホームページで声明文と障害者に向けたメッセージを公表した。
障害者に向けたメッセージでは「障害のある人もない人も、私たちは一人ひとりが大切な存在です。障害があるからといって誰かに傷つけられたりすることは、あってはなりません。もし誰かが『障害者はいなくなればいい』なんて言っても、私たち家族は全力でみなさんのことを守ります。ですから、安心して、堂々と生きてください」と呼び掛けている。
声明文は、事件について「抵抗できない知的障害のある人を狙った計画的かつ凶悪残忍な犯行で、到底許すことはできない」と強く非難している。その上で、「今回の事件を機に、障害のある人一人ひとりの命の重さに思いを馳(は)せてほしい。お互いに人格と個性を尊重しながら共生する社会づくりに向けて共に歩むようお願いします」と訴えた。