自民・安倍総裁、ラジオの個別取材受けず 民放の参院選開票特番 - サンスポ(2016年7月12日)

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10日に参院選開票特番を組んだ民放ラジオ各局に対し、自民党が一時、安倍晋三総裁へのインタビューを受けないと伝えていたことを、ニッポン放送の岩崎正幸社長が12日の定例会見で明らかにした。各局でつくる国会放送記者会が同党に申し入れた結果、同局の代表取材の形で放送された。
ニッポン放送によると、記者会は目の不自由な人など向けにラジオ報道が不可欠と主張。自民党から同局を指名して代表取材をするよう回答があり、他局でも放送された。
これまでの国政選挙では開票後、TBSラジオや文化放送なども個別インタビューを行ってきた。ニッポン放送の松浦大介編成局長は「国政選挙の後、党総裁に出演してもらうのは当然だと考える。今回は自民党の意向で、一番良い形だとは思っていない」と述べた。
安倍総裁は10日夜に出演したラジオ番組で、ラジオの個別取材を拒否した理由を問われ「今回、(他の党幹部と)役割分担をさせていただいたということに尽きる」と語っていた。
上智大の水島宏明教授(ジャーナリズム論)は「これまで応じていた選挙直後の取材を拒むのは、政権与党のおごりだ。怖いものなしで、ラジオというメディアを軽視している。メディアもずるずると言いなりになっている」と批判した。