<参院選 一票の現場から>憲法(上)3分の2の攻防 熱い舌戦 すれ違い:千葉 - 東京新聞(2016年7月7日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201607/CK2016070702000161.html
http://megalodon.jp/2016-0709-1228-46/www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201607/CK2016070702000161.html

十日投開票の参院選は終盤戦に入り、自民、公明両党をはじめ改憲勢力が国会の改憲発議に必要な三分の二以上の議席に届くかどうかが最大の焦点。改選数三で、自民が二人当選を目指す千葉選挙区は攻防の縮図とも言える。しかし、自民の候補は改憲についてあまり触れず、「争点隠し」と批判する野党との間で日々の舌戦はすれ違っている。 (内田淳二、村上一樹)
参院選の最大の争点は経済政策」。応援演説で三日に県内入りした安倍晋三首相は、各地でそう声を張り上げた。JR千葉駅前で隣に立った自民現職の猪口邦子さんは首相同様、改憲には言及せず、アベノミクス軍縮外交に時間を割いた。JR津田沼駅前などで首相と並んだ自民新人の元栄太一郎さんも「経済をもっと元気にしたい」と改憲には触れなかった。