「脱EU」広がる未練 離脱派、拠出金充当の公約撤回 移民制限も修正 - 東京新聞(2016年6月28日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201606/CK2016062802000127.html
http://megalodon.jp/2016-0628-0904-48/www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201606/CK2016062802000127.html

【ロンドン=小嶋麻友美国民投票欧州連合(EU)からの離脱を決めた英国で、市場や政治が混乱する現実を受けて戸惑いが広がっている。離脱派の政治家が投票前のキャンペーンで事実に基づかない「公約」を掲げていたことへの批判も高まり、離脱の投票を後悔する人も少なくない。世論調査会社「サーべーション」が投票翌日と翌々日に1000人に行った調査では、離脱に投票した人の7.1%が「後悔している」と答えた。離脱に投票した約1740万人のうち、100万人以上が悔やんでいることになる。

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リスボン条約第50条> EUの基本条約となる2009年発効のリスボン条約の条項のうち、第50条は加盟国の離脱を規定。EUから離脱することを決めた加盟国は、欧州理事会(EU首脳会議)に離脱意思を通告。その上で、その加盟国はEU側と離脱に向けた交渉を始める。交渉では、英国とEUが結ぶ新たな関係を話し合う。交渉期限は通告から原則2年間。欧州理事会で全加盟国の延長合意がない限り、交渉は打ち切られる。