「市民連合」ってどんな団体? 統一候補擁立、政策作り後押し - 東京新聞(2016年6月9日)


http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201606/CK2016060902000120.html
http://megalodon.jp/2016-0609-0914-58/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201606/CK2016060902000120.html

Q いつ、誰が、どんな目的でつくったの。
A 安全保障関連法に反対する五つの市民団体メンバーの呼び掛けに有志が応じ、昨年十二月に結成された。参院選で安保法廃止を掲げる候補を支援するのが目的だ。
Q 五団体とは。
A 労組や市民が支持政党の枠を超えて結束し、国会前デモを主催した「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」。大学生中心のグループ「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)」。「安全保障関連法に反対する学者の会」「立憲デモクラシーの会」は学者ら、「安保関連法に反対するママの会」は母親らの団体だ。
Q どんな活動をしてきたの。
A 安保法廃止や立憲主義回復などを訴え、三十二の一人区での野党統一候補擁立を支援した。安保・外交政策などで違いのある四党が合意できる政策案も練った。
Q それが共通政策だね。
A 政党の公認を受けない無所属の統一候補にとって、この共通政策が事実上の公約になる。それを市民主導で実現した意義は大きい。市民連合の中心メンバー、佐藤学学習院大教授は「新しい選挙や政治の出発点としたい」と話している。