「助けて!と言える社会に」 29日、DV・子ども虐待考えるシンポ:栃木 - 東京新聞(2016年5月26日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201605/CK2016052602000190.html
http://megalodon.jp/2016-0527-2248-43/www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201605/CK2016052602000190.html

女性の貧困や配偶者らからの暴力(DV)、児童虐待の問題に光を当てるシンポジウム「助けて!と言える社会に〜DV・子ども虐待をめぐる諸相〜」(東京新聞宇都宮支局など後援)が29日、小山市中央町の市生涯学習センターで開かれる。入場無料。
大阪市で2010年、母親の育児放棄(ネグレクト)で幼児2人が死亡した事件の取材に取り組んだフリーライター、杉山春氏を講師に迎える。事件を起こした母親が長年、暴力や貧困といった複合的な問題を抱え、孤立を深めていたことを踏まえ、事件が起きるまでの社会的な背景に迫る。
講演後の意見交換には、杉山氏に加え、DV問題に詳しい元県弁護士会長の横山幸子弁護士、前橋市の赤城少年院で矯正教育を担当する法務教官の仲村天平(てんぺい)氏が参加する。困難を抱える人が助けを求められるような社会の在り方について話し合う。
シンポジウムは、DV被害に悩む女性らを支援する小山市NPO法人「サバイバルネット・ライフ」が主催。開催は午後1時半〜4時。定員は先着100人。
参加には申し込みが必要で、26日までにサバイバルネット・ライフ=電0285(24)5192=へ。