翁長知事 辺野古阻止に理解求める  米上下両院議員と面会 - 東京新聞(2016年5月17日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201605/CK2016051702000235.html
http://megalodon.jp/2016-0517-1440-35/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201605/CK2016051702000235.html

【ワシントン=後藤孝好】訪米中の沖縄県翁長雄志(おながたけし)知事は十六日、ワシントンで上下両院議員四人と相次いで面会し、米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設に伴う名護市辺野古(へのこ)への新基地建設の阻止に理解を求めた。
翁長氏は、福島県出身で初の日本生まれの上院議員である民主党のメイジー・ヒロノ氏ら四人と個別に面会。共和党のトム・コール下院議員との面会では「沖縄にとって、より良い解決策を見いだす手伝いができればいい」と、支援する意向が示されたという。
翁長氏は面会後、県ワシントン事務所で記者会見して「新基地建設に反対している沖縄の世論や、工事が止まっている状況を説明した。昨年の同時期にワシントンを訪れた時よりも、沖縄への理解が進んでいると感じた」と述べた。
面会に先立ち、知日派として知られるジョージ・ワシントン大のマイク・モチヅキ教授や、元駐日米大使特別補佐官で移設問題に関わったケント・カルダー氏ら有識者八人と沖縄の基地問題を話し合った。
十七日も上下両院議員と面会し、新基地建設を認めない沖縄の考えを伝える。十八日には、一九九六年に当時の橋本龍太郎首相と、普天間飛行場の返還で合意した元駐日米大使のモンデール氏と面会して、返還実現への解決策などを協議する。