福島)雨宮処凛さんが講演 福島市で憲法を考えるつどい - 朝日新聞(2016年5月4日)

http://www.asahi.com/articles/ASJ534DJGJ53UGTB002.html
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憲法記念日の3日、福島市春日町の県文化センターで「憲法を考えるつどい」が開かれた。作家の雨宮処凛(かりん)さんが講演し、「誰かを助けるために具体的な行動をすることが、憲法を守ることにつながる」と訴えた。
弁護士団体や県九条の会など20団体の主催。雨宮さんは今年3月に施行された安全保障関連法に触れ、「これだけ憲法を守れという声を聞いたことはなかった」と振り返った。雨宮さんはデモに参加するなど同法に反対している。
また、ホームレス支援など貧困問題に取り組む中で憲法25条の生存権を主張した事例を挙げ、「憲法って誰かを救うためのもの」と強調。参加者から改憲論者の考え方について問われると「国のとらえ方も、権力に対する考え方も違う。今は互いに言葉が通じない状態でもどかしいが、話し合っていく以外ない」と語った。(長谷文)