「山尾叩き」 官邸べったりメディア本領発揮 - 田中龍作ジャーナル(2016年4月6日)

http://tanakaryusaku.jp/2016/04/00013350

記者会見は人民裁判と化した。甘利明・経済再生担当相が道路建設をめぐる口利き疑惑で辞任した時の記者会見とは180度の違いだ。
日経記者は甘利大臣の辞任を惜しむような質問をし、時事通信は弁明の機会をわざわざ与えるような質問をした。インディペンデントメディア1社が追及しただけだった。あとはほとんどヨイショ質問だった。
新聞テレビか、ネットか。メディアの新旧いかんに関わらず、官邸との距離が質問の内容を決める。これが日本のマスコミだ。国民の視点はどこにもなかった。