高校生100人が議員らと議論 学童保育の支援や福島の食材活用を提案 - 東京新聞(2016年3月30日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201603/CK2016033002000135.html
http://megalodon.jp/2016-0330-0913-57/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201603/CK2016033002000135.html

高校生、大学生でつくるNPO法人「僕らの一歩が日本を変える。」は二十九日、討論イベント「高校生100人×国会議員」を国会内で開いた。六回目の今回は企画・運営も高校生が担当、「若者と政治」など十のテーマで行動計画を発表した。イベントには与野党の国会議員約五十人と有識者らも参加。各テーマについて現状分析や課題などを議論した上で、高校生が起こせる行動をまとめた。
このうち「子育て」コースは、高校生が小学校の学童保育に出向いて遊ぶ「高校生 学童に行く。」を発表。発表者の高校三年堀雄斗さん(18)=京都府=は「小学生も親も高校生も、うれしいアイデアだと思う」と説明した。
「復興支援」コースは、福島県民が地元の食材を紹介するツアーをしたり、イベントで福島の食材を使った弁当を配ったりする「福食ラブ」を提案。発表者の一人で、同県郡山市の高校二年山田耕太郎さん(17)は「今まで県内の人としか話していなかったが、県外の人と話して復興への思いが高まった」と話した。
これに先立つ開会式で、自民党谷垣禎一幹事長は選挙権年齢の十八歳への引き下げを前に「視野を広くもって磨きをかけ、大きく成長してほしい」と激励。民進党岡田克也代表は「五十年先を考えながら政治に関心をもってほしい」と呼び掛けた。「ぼくいち」は二〇一二年四月に高校生六人で立ち上げ、同年八月に国会議員との討論会を始めた。 (安藤美由紀)