教科書採択の現状は? 19日に「千葉の教育を考えるつどい」:千葉 - 東京新聞(2016年3月9日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201603/CK2016030902000176.html
http://megalodon.jp/2016-0309-0943-18/www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201603/CK2016030902000176.html

教科書採択をめぐる県内の現状などを話し合う「千葉の教育を考えるつどい」が、十九日午後二時から、千葉市中央区の市生涯学習センターで開かれる。
教育委員会は県立の中学校二校で今春から使用する歴史と公民の教科書に「新しい歴史教科書をつくる会」の流れをくむ育鵬社版を採択。会議は非公開で実施され、議事録も作成していなかった。
県教委は一方で、国旗掲揚や国歌斉唱に「強制の動きがある」と記載した実教出版の高校日本史教科書を選定した県立高校には、詳しい指導計画や授業報告などの提出を求めている。
集会では、こうした教育現場の問題について、高校教諭や保護者、市民らが発言。十八歳選挙権や道徳の教科化も取り上げる。市民や教員らでつくる「千葉の子どもを幸せにする教育タウンミーティング実行委員会」などが開催する。
資料代五百円で、事前申し込みは不要。集会終了後にはJR千葉駅前で、県の教育の現状を訴え、安全保障関連法の廃止を求める街頭活動も実施する予定。問い合わせは、市川さん=電080(5017)1584=へ。
  (村上一樹)