柏市 組み体操の取りやめ検討 - NHK 首都圏 NEWS WEB(2016年2月17日)

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20160217/5959531.html
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事故が相次ぐ学校の組み体操を見直す動きが各地で出ている中、千葉県柏市教育委員会も、来年度・平成28年度からすべての市立小中学校で組み体操を取りやめることを検討していることがわかりました。

組み体操の事故は全国の学校で相次いでいて、柏市でも今年度、市立小中学校で児童や生徒あわせておよそ40人がけがをして、このうち6人が骨折しています。
2月には、市立小中学校の校長会から「重大な事故が起きる可能性があり、組み体操を実施しないという意見で一致した」と報告があったということです。
このため教育委員会は、来年度・平成28年度から市立の62のすべての小中学校で組み体操を取りやめることについて検討を始めたということで、2月25日の会議で正式に決定する予定です。
組み体操をめぐっては、大阪市教育委員会が「ピラミッド」や「タワー」と呼ばれる技を禁止することを決めているほか、千葉県松戸市教育委員会も全面的に取りやめる検討を進めています。
組み体操をめぐって馳文部科学大臣は、全国の学校現場で事故が相次いでいることから、実態を調査した上で年度内にも、国の方針を示したいという考えを明らかにしています。
また、16日超党派の国会議員による議員連盟も発足し、近く、事故の再発防止策を取りまとめて政府に提言することにしています。