小中教員は平均13時間労働 連合総研「教育の質に影響」 - 東京新聞(2016年2月2日)


http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201602/CK2016020202000261.html
http://megalodon.jp/2016-0203-1946-19/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201602/CK2016020202000261.html


連合のシンクタンク連合総合生活開発研究所連合総研)は、小中学校教員の一日平均労働時間が約十三時間との調査結果をまとめた。「保護者・地域からの要望対応」「国や教育委員会からの調査対応」への負担感が高く、勤務日の睡眠時間は約六時間、読書時間は十五分未満だった。二日、東京都内でのシンポジウムで公表した。
連合総研は「教員の健康悪化や資質向上の機会不足を招き、教育の質の低下につながる恐れがある」として、長時間労働の改善を求めている。
連合総研によると、小学校教員は平均で午前七時二十九分に出勤し、午後七時十一分に退勤。学校外で一時間九分働いていた。中学校教員は午前七時二十三分出勤、午後七時三十八分退勤、学校外労働は一時間六分だった。
負担を感じる業務を聞くと「保護者・地域からの要望対応」が小中とも80%を超えて一位。二位も小中ともに「国や教委からの調査対応」だった。
小中いずれも、他の職員・スタッフに移行すべき業務の一位が「学校徴収金未納者への対応」で、二位が「国や教委からの調査対応」だった。