安保法反対、廃止求める集会 6、7日に県内各地で:千葉 - 東京新聞(2016年2月1日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201602/CK2016020102000164.html
http://megalodon.jp/2016-0201-1336-52/www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201602/CK2016020102000164.html

昨年九月に成立した安全保障関連法に反対し、廃止を求める市民集会が六、七両日、県内各地で開かれる。  (野呂法夫、飯田克志、服部利崇)
市川市
安保法に反対してきた元陸上自衛隊レンジャー隊員の井筒高雄さん(46)の講演が六日午後一時半から、市川アイリンクホールで開かれる。
井筒さんは一九八八年に陸自に入隊し、九一年にレンジャー隊員となる。だが九二年の国連平和維持活動(PKO)協力法成立をきっかけに海外派兵は入隊契約違反と判断し、九三年に二十三歳で依願退職した。その後、兵庫県加古川市議などをへて、現在は自衛隊に戦争をさせないための講演活動を続けている。
ことしは自衛隊が発足して六十二年。専守防衛の立場から、海外での「戦闘任務」の可能性が高まる中、井筒さんは「3月安保法制施行で自衛隊と日本はどう変わる?」と題して、戦闘行為の実態、自衛官が危険にさらされるリスクや防衛予算の増大など安保関連法の問題点について語る。
資料代五百円。閉会後、懇親会がある。費用は別途。問い合わせは、戦争はいやだ!市川市民の会の菊池さん=電090(6948)8998=へ。
松戸市
安保法は憲法違反で、成立過程は立憲主義に反していると指摘する憲法学者小林節・慶大名誉教授の講演が七日午前十時、松戸市民会館である。市内の平和団体などでつくる実行委員会が、二千万人を目指した全国的な署名活動の動きに弾みをつけようと企画した。
講演後、参加団体が法廃止を目指すアピールを採択する。実行委の今川和子・共同代表(74)は「法成立後も松戸でも廃止に向けた取り組みは続いている。講演会を契機に今の流れを変えていきたい」と話した。
資料代五百円。定員千二百人。問い合わせは実行委事務局(市教職員組合)=電047(362)3738=へ。
野田市
「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)」の学生たちと、民主主義について語り合う集いが七日午後一時半から、野田市の南部梅郷公民館である。
野田・九条の会が、市民反対運動の呼び水となったシールズの活動に注目し企画。同会の田口いく子さんは「若い人が立ち上がってくれて心強かった。どんな思いで活動を始めたのかを聞いてみたい」と話す。参加無料。申し込み不要。問い合わせは同会の田中浅夫さん=電04(7122)0502=へ。
習志野市
「安保法に反対するオール習志野行動」が主催する「2・7オール習志野行動集会」が七日午後二時から、菊田公民館講堂で開かれる。資料代三百円。百五十人超が参加した昨年八月の「戦争法案に反対する大久保パレード」の実行委員らが再結集した。
三宅貞信弁護士が「安保法と憲法九条」と題して講演。主催側メンバーの川辺俊一さん(62)は「市民の力を結集し、廃止まで声を上げ続けたい。子育て中のお母さんら若い人たちに参加してほしい」と話している。問い合わせは川辺さん=電090(4360)0971=へ。