「平和の俳句」が大賞 平和・協同ジャーナリスト基金賞 - 東京新聞(2015年12月4日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201512/CK2015120402000119.html
http://megalodon.jp/2015-1204-0924-29/www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201512/CK2015120402000119.html

平和や人権擁護などに貢献した報道や作品を表彰する「平和・協同ジャーナリスト基金賞」の第21回受賞作が3日発表され、本紙の「『平和の俳句』など戦後70年の平和主義を見つめ直す一連の報道」が基金賞(大賞)に選ばれた。12日に贈呈式が行われる。 

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◆社会の熱い目感じる
金子兜太さんの話> 賞は大きな社会の関心があってこそいただけるものです。選者としても光栄ですし、ありがたいですなあ。戦争体験は私の土台。トラック島で亡くなった人たちの思いを胸に夢中でやってきましたが、新聞の読者とともに進めるこの平和運動は、やはり影響が大きい。「平和の俳句」に対する社会の熱い目を感じます。
◆市民の運動支えたい
いとうせいこうさんの話> 評価いただき、ありがとうございます。この賞もまたひとつの『平和の俳句』として心に受けとめ、この市民による詩の運動を支えていきたいと思います。もはや主役は明らかに句を詠んで投稿する読者であり、ハガキなどに書かれたコメントからもさまざまな気持ちが伝わってきます。私たち選者はその勢いにおされ、心を動かされながら言葉を添えています。日本中で平和の句会が行われますよう。