千葉大元教職員らが安保法反対の会 あす設立、討論集会開催:千葉 - 東京新聞(2015年11月25日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201511/CK2015112502000152.html
http://megalodon.jp/2015-1125-1110-45/www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201511/CK2015112502000152.html

千葉大の元教職員らが、「安全保障関連法制に反対する千葉大学教職員OG/OBの会」を、26日に設立する。同日午後5時から千葉市稲毛区千葉大西千葉キャンパスで、現職の教職員らと共催で「安保法制を考える討論集会in千葉大学」を開催。同会世話人の一人、元教育学部長の水内宏さん(76)は「安保法では戦争に巻き込まれる危険がある。最高法規憲法に基づいて政治をすべきだ」と話している。 (村上一樹)
OG/OBの会は、水内さんら九人の千葉大元教授らが呼び掛け人となり、安保法の採決直前の九月十八日に設立を呼び掛けた。百人ほどの千葉大教職員OG・OBに連絡を取り、約四十五人が賛同者として名を連ねた。
集会では、中東現代史が専門の千葉大文学部の栗田禎子(よしこ)教授が、フランス・パリで起きた同時多発テロとも絡めて安保法について報告。同会の呼び掛け人から、元文学部長の下村由一さん(84)らも発言する。
同会では今後も、学習会や講演会、シンポジウムなどを現職教職員や学生、院生、市民らを交えて続けていく予定。世話人の一人、千葉大名誉教授の木村忠彦さん(72)は「臨時国会を召集しないのも、憲法五三条違反。憲法をないがしろにする政策が進んでいくことを危惧する」と指摘し、集会への広く市民の参加を呼び掛けている。
二十六日は、午後五時〜七時。会場は文学部二〇三講義室(文学部・法政経学部一号棟二階)。参加無料で、事前申し込み不要。問い合わせは、木村さん=電043(255)3904=へ。