「辺野古移設では解決しない」 那覇で大江健三郎氏 - 東京新聞(2015年11月24日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201511/CK2015112402000121.html
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ノーベル賞作家で、太平洋戦争末期の沖縄戦などを取材した「沖縄ノート」の著者大江健三郎氏が二十三日、那覇市で講演し、米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古(へのこ)移設について「実現しても、沖縄の基地問題として何も解決しない」と訴えた。
大江氏は、政府が沖縄の民意を無視して移設を推進していると指摘。その上で「間違っていると思う。この十年間で安倍首相ほど何も意見を聞かない人間はいない」と批判した。
政府は、辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消した翁長雄志(おながたけし)知事の処分撤回を求めて提訴しているが、大江氏は「(翁長氏は)今の意見をまっすぐ通してほしい」と話した。
講演会は、戦後七十年の節目に平和や民主主義を考えようと開かれ、会場からは辺野古移設に関する質問が相次いだ。