「絶歌」揺れる図書館 都と7区は購入せず:東京 - 東京新聞(2015年10月17日)


http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201510/CK2015101702000137.html
http://megalodon.jp/2015-1017-0909-27/www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201510/CK2015101702000137.html

神戸市の連続児童殺傷事件の加害男性が刊行した手記「絶歌」の取り扱いをめぐり、公立図書館の対応が割れている。二十三区では七区の図書館が購入しておらず、都立図書館も未購入。理由に社会情勢や、不買を求める区民の声をあげる図書館もあり、周囲の干渉に左右されたり自己規制したりせず資料を広く収集する「図書館の自由」が失われないよう、専門家や図書館関係者らはあらためて確認している。 (石原真樹)

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図書館の自由に関する宣言> 「図書館は資料収集の自由を有する」とし、対立意見のある問題は各視点に立つ資料を幅広く収集▽著者の思想、宗教、党派的立場により著作を排除しない▽個人・組織・団体からの圧力や干渉によって収集の自由を放棄したり、紛糾を恐れて自己規制したりしない−などを挙げる。