<ノーベル平和賞>ジャスミン散らせぬ 「民主化」標的テロ頻発 - 東京新聞(2015年10月10日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201510/CK2015101002000127.html
http://megalodon.jp/2015-1010-1035-37/www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201510/CK2015101002000127.html

ノーベル平和賞受賞が決まったチュニジアは二〇一一年にジャスミン革命を成し遂げ、「アラブの春」の先駆けとなった。中東の「民主化のモデル」と評価されたが、今年三月と六月にはイスラム過激派によるテロが起き、日本人観光客の死傷者が出た。社会不安を背景に過激派組織に加わる若者も後を絶たない。チュニジアは「民主国家」を守れるかの瀬戸際にある。 (パリ支局・渡辺泰之)