(18歳のためのレッスン・2)立憲主義と安保法制 樋口陽一(憲法学者)とSEALDsメンバー - 映像ドキュメント.com(2015年9月18日)

http://www.eizoudocument.com/0139higuch&sealds.html

立憲主義と安保法制」と題し、憲法学者樋口陽一さんとシールズのメンバーによる“白熱ゼミ”。

学生たちは「国会前デモは、動員されたものではない」、「過去の戦争を総括できない安倍首相が憲法違反の安保法案を出すのは信じられない」、「『民主主義って何だ』という問いに、はじめは『何だ』と問いかけていたが、今では自分たちが民主主義の主体として自覚したことを意味する『これだ』と応答するようになった」などと発言。

それをうけて憲法学者樋口陽一さんは、「2012年の自民党憲法草案は江戸時代の御触書のように命令調のものである」、「民意を尊重するという名目で96条改憲をねらったが“裏口入学”と言われてひっこめたが、今度は民意を無視して閣議決定を行った」と指摘。「アベノミクスでごまかした衆議院選挙で勝利し、後はやりたい放題。『必要は方法を生む』の言葉のとおり、法の安定性を欠いたままである」、「アメリカがやってきた朝鮮戦争、アフガン戦争、イラク戦争などについてまともな報告書もない。1931〜45年の戦争についての総括もない」と安倍政権の民主主義の否定を批判した。
そして、戦前の竹越與三郎の『人生讀本』の“虚偽の愛国心”を紹介し、真実を述べることこそ真の愛国心だと語った。

学生の一人は、18歳の“弟妹へのメッセージ”として「来年から手にする選挙権は何億円積まれても価値がある」と述べた。