安保法案:採決ずれ込み 与党方針、16日に地方公聴会 - 毎日新聞(2015年9月11日)

http://mainichi.jp/select/news/20150911k0000e010255000c.html
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参院の自民、公明両党は11日、安全保障関連法案を審議している平和安全法制特別委員会の地方公聴会を16日に開くことを決めた。政府・与党は16日の特別委での採決を目指してきたが、17日にずれ込む見通しとなった。
11日午後の特別委で地方公聴会開催を正式に決めた。採決までの法案審議が円満に進むことを期待し、野党側の要求を与党が受け入れた。
地方公聴会は16日午後に1時間半の予定で神奈川県内で開催される。地方公聴会と同じ日に法案採決を行った前例がないため、参院の与党は17日に特別委の締めくくりの質疑と採決を行う方針だ。
ただ、安倍晋三首相は10日の公明党山口那津男代表との会談で、16日に委員会採決を目指す方針を確認したばかりだ。早期採決を目指す首相に対し、参院自民が反旗を翻した形となった。
参院自民幹部は「首相官邸は早くしろと言ってくるが、参院のことは参院で決める」と語った。
特別委は11日と14日に首相が出席する集中審議を行ったうえで、15日に中央公聴会を開催する日程が決まっている。【高橋克哉】