礒崎補佐官を切れず 身内に甘い安倍首相的安定性? - 日刊スポーツ(2015年8月4日)

http://www.nikkansports.com/general/news/1517602.html
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首相は、第1次政権で側近を重用した「お友達内閣」を組んだ結果、途中退陣に追い込まれた。今回、「お友達」の礒崎氏を守り続けるのだろうか。ただ、更迭に踏み切った場合でも政権への打撃は避けられない。「首相と一心同体」(野党関係者)の指摘もある礒崎氏の失言問題は、それだけ深刻だ。

◆第1次安倍内閣 06年の自民党総裁選で自身を支持した側近議員を多く起用。現在厚労相塩崎恭久氏が官房長官を務めるなど、「お友達内閣」と呼ばれた。しかし事務所費問題などで閣僚の不祥事が重なり、内閣支持率が急落。07年参院選も惨敗、体調不良も重なり退陣に追い込まれた。官邸機能の強化を目的に、自身に近い議員を含め5人を首相補佐官に起用したがうまく機能せず、閣僚との対立も生まれたとされる。