http://www.yomiuri.co.jp/local/nagasaki/news/20150731-OYTNT50169.html
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昨年7月、県南部の公立中学校で被爆者の末永浩さん(79)が被爆体験講話を行った際、日本の加害責任や原発問題について話そうとしたところ、校長から講話の中止を求められていたことが分かった。
末永さんによると、昨年7月1日、生徒約340人の前で講話し、60分の授業のほとんどを原爆について話し、最後の残り時間で、「アジアで原爆について語る時は加害の歴史にも耳を傾けなければならない」などとして、旧日本軍の虐殺事件に関する写真を見せるなどしたという。これまで加害の歴史などに触れても講話を止められたことはないという末永さんは「教育は自由な雰囲気で行われるべきで残念」と語った。
校長は、読売新聞の取材に対し、「被爆体験だけを話すという約束で依頼したが、違ったのでやめるように求めた」と説明。「加害責任や原発問題は、政治的でデリケートな問題。一方的に『悪い』という話をするのは公平でない」と説明している。