戦争と平和を見つめる夏に 県内各地で催し:神奈川 - 東京新聞(2015年7月24日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20150724/CK2015072402000181.html
http://megalodon.jp/2015-0724-1104-41/www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20150724/CK2015072402000181.html

横浜市中区と藤沢市でこの夏、原爆や学童疎開の体験を聴く二つのイベントが開かれる。横浜市西区では、横浜大空襲などの企画展を開催中。8月15日の終戦の日を前に、県内でも70年前の戦争を考える動きが目立ってきている。 (志村彰太、吉岡潤)
疎開、原爆、伝える
横浜市中区の「にぎわい座」では八月四日、太平洋戦争中に学童疎開を経験した東京や神奈川在住の人らでつくる「全国疎開学童連絡協議会」(事務局・東京都東久留米市)が、広島の原爆被害者の体験談や、原爆投下後の悲劇を舞台化した一人芝居を上演する。
◆親子で体験談聞く
藤沢市鵠沼石上一のカトリック藤沢教会では二十六日午後一時から、「戦後70年 親子で聞こう、戦争体験」と題した催しが開かれる。同市に住む作家の佐江衆一さん(81)らが戦争体験を話し、参加者で感想を語り合い、意見を交わす。
◆初公開資料多数 戦時下の横浜
横浜市西区の市中央図書館地下一階と同市市史資料室では、太平洋戦争を前に横浜市民がどのように戦時体制に取り込まれ、空襲などの被害に遭ったかを写真や手記で振り返る戦後七十周年企画「戦争を知る、伝える−横浜の戦争と戦後」が開かれている。入場無料。八月十七日休館、九月二十三日まで。