安保法案:高校生ら抗議デモ 埼玉、ツイッターで呼びかけ - 毎日新聞(2015年07月20日)

http://mainichi.jp/shimen/news/20150720ddm041010232000c.html

安全保障関連法案の強行採決に抗議するため、さいたま市内では19日、埼玉県内の高校生と大学生でつくる「VIP(Voices Into the Peace.)埼玉」がデモを行い、参加した市民約300人(主催者発表)が「憲法 守れ!」などと声を上げた。
6月に東京都内で催された「若者憲法集会」で知り合った埼玉県内の高校生4人と大学生2人が「埼玉でも声を上げよう」と団体を発足させた。今回、初めてフェイスブックツイッターなどでデモへの参加を呼び掛けたところ、予想以上の人数が集まった。
最前列で行進した私立大宮開成高校2年の鈴木遥さん(17)は「戦争が始まったら、戦場に行くのは私たち若者。絶対に戦争になるような法制化はしてほしくない」と話した。
ツイッターでデモを知った一橋大学2年の正木純さん(20)=同県在住=は「同世代のデモを盛り上げたい」と1人で参加した。
正木さんは、東日本大震災の際の原発事故後、反原発デモに参加する勇気がなかったことを悔やんで「(胸の内の)思いを表に出さないと、世の中は変わらない」と行動するようになった。「民意を見えるようにするには一つ一つ地道にやるしかない」と語り、「NEVER GIVE UP」と書かれたプラカードを掲げた。【山寺香】