安保法案 集団的自衛権、憲法制定時からこんなに変わった(和田千才さん) -HuffPostJapan(2015年7月16日)

http://www.huffingtonpost.jp/2015/07/15/japan-security-bills_n_7313158.html
http://megalodon.jp/2015-0717-1113-32/www.huffingtonpost.jp/2015/07/15/japan-security-bills_n_7313158.html

安全保障法案が7月15日、衆院特別委員会で可決され、16日には衆院本会議にかけられる。日本が直接攻撃されていなくても戦闘に加わることができる「集団的自衛権」を認める内容が盛り込まれ、日本が他国から攻撃されるリスクが高まるという指摘もある。

もともと憲法9条で「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」と定められており、憲法制定時の政府は「日本に自衛権はあっても行使することができない」と考えていた。しかし、日本をめぐる安全保障環境が変化するたびに、日本政府は「わが国に軍隊はない」と主張しながらも、自衛隊が活動できる範囲を変えるなど、憲法に対する解釈を変えてきた。

戦後、日本における自衛権のあり方はこれまでどのように変わってきたのか。その推移を振り返ってみよう。