<安保法案可決>若者たちが国会前で怒りの声「言うこと聞かせる番だ、俺たちが」 - 弁護士ドットコム (2015年7月15日)

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集団的自衛権の行使容認を盛り込んだ安保法案が7月15日、衆議院の平和安全特別委員会で、可決された。この日の夕方から、安保法案に反対する人たちが東京・永田町の国会周辺を埋め尽くした。
集まった人たちが「戦争法案絶対反対」「強行採決徹底糾弾」と怒りの声をあげる中、10代、20代の学生グループ「自由と民主主義のための学生緊急行動(SEALDs)」も声をあげた。
メンバーは国会前に仮設された壇上でマイクを握り、「安倍政権は民主主義を理解していない。徹底してノーといいたい。めっちゃ声だしていきましょう」と呼び掛けると、「イエー」「フー」と声があがった。
若者たちは「自由を守れ」「未来を守れ」「安倍はやめろ」「勝手に決めるな」「言うこと聞かせる番だ、俺たちが」「何か自民党、感じ悪いよね」などと声をあげた。
現場には社会学者の上野千鶴子さんも応援にかけつけ、「国会議員の主人は国民です」と政府の対応を批判した。
政治家も登壇し、共産党志位和夫委員長は「若いみなさんがこの国の前途を考えていることを頼もしく思っています。安倍政権を倒そうじゃないですか」と呼び掛けた。社民党吉田忠智党首も「憲法違反であることに変わりはありません。強く抗議していきましょう」と力を込めた。民主党枝野幸男幹事長も「国民的な大きなうねりをつくってほしい」と語った。
●古賀茂明氏「30万人集まったら、流れが変わる」
デモを訪れていた元経産官僚の古賀茂明氏は弁護士ドットコムニュースの取材に対し、「SEALDsに期待している。国会じゃ数で負けるが、この運動を続けて30万人集まったら、流れを変えることができると思う」と話していた。
精神科医香山リカさんも取材に対し、「解釈改憲と安保法制は、国民と学問を愚弄している」「若い世代が参加する抗議運動は素晴らしい。この熱気を保ち続けて、来年の参院選に影響があると思わせないといけない」と語っていた。